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販売職から日本語教師を目指す職務経歴書事例

販売職から日本語教師への転職を目指す場合、一般的な職務経歴書に加え、日本語教育に関連する経験やスキルを具体的に示す

「日本語教育経歴書」もセットで提出することが重要です。 

販売職で培った「対話能力」「傾聴力」「提案力」「状況に応じた対応力」などは、日本語教師の仕事にも直結する強みとなります。

これらのスキルを意識的にアピールしましょう。 

販売職から日本語教師職への経歴書例

以下に、販売職の経験を活かした日本語教師職向けの職務経歴書(日本語教育経歴書と統合した形式)の例を示します。

職務経歴書日本語教育経歴書

日付: 2025年11月24日現在
氏名: 応募 太郎

  1. 職務要約

約5年間にわたり、大手アパレル企業にて販売職に従事しました。お客様のニーズを正確に把握し、最適な商品を提案することで、

売上目標達成に貢献しました。この経験を通じ、高いコミュニケーション能力と顧客対応力を習得しました。

日本語教師を目指すにあたり、日本語教師養成講座420時間を修了し、日本語教育能力検定試験にも合格いたしました。

今後は、販売職で培った「相手の立場に立って考える力」を活かし、学習者一人ひとりに寄り添った質の高い日本語教育を提供したいと考えております。 

  1. 職務経歴(日本語教育以外の経験)

期間 

法人名/勤務先

役職・雇用形態

業務内容

2020年4月〜2025年3月

株式会社〇〇(大手アパレル企業)

正社員(販売スタッフ)

・接客・販売業務(担当ブランドの売上貢献)
・レジ業務、商品陳列、在庫管理、発注業務
・新規顧客獲得、リピーター増加のためのDM作成、SNS運用
・新人スタッフへのOJT教育(接客マニュアル指導含む)

  1. 日本語教育経歴(未経験の場合、養成講座や実習経験を記載)

期間

勤務校/機関名

担当クラス・対象者

担当科目・指導内容

使用教材・学習者数

年4月〜2025年9月

△△日本語教師養成講座

日本語教育実習生

初級文法指導、模擬授業

『みんなの日本語』他、学習者5名程度

(任意)ボランティア経験等

  1. 活かせる経験・スキル
  • コミュニケーション能力・傾聴力
    • 販売職において、お客様との対話を大切にし、潜在的なニーズや悩みを引き出すことに注力しました。
    • この経験は、学習者の「何を学びたいか」「何が分からないか」を理解し、的確な指導を行う上で役立ちます。
  • 柔軟な対応力・提案力
    • お客様の年齢層や国籍(インバウンド対応経験あり)に合わせ、言葉遣いや提案内容を柔軟に変えて対応してきました。
    • 日本語教育の現場でも、学習者のレベルや背景に合わせた指導法を工夫します。
  • PCスキル
    • Word、Excel(売上管理表作成)、PowerPoint(社内向け資料作成)の基本操作が可能です。
  • 語学力
    • 英語:日常会話レベル(接客対応可能な程度)
    • (他にあれば記載) 
  1. 資格・免許
  • 2024年10月 日本語教育能力検定試験 合格(正式名称で記載)
  • 2025年3月 日本語教師養成講座420時間 修了
  • 20xx年x月 普通自動車第一種運転免許 
  1. 自己PR

前職では、お客様に「ありがとう」と言っていただけることにやりがいを感じておりました。

次は、日本語教育を通じて、学習者の目標達成や夢の実現をサポートしたいと考えております。

特に、販売経験で培った「相手の立場になって考え、行動する力」は、学習者へのきめ細やかなサポートやクラス運営において強みとなる

と自負しております。未経験分野への挑戦となりますが、教育への情熱と向上心を持って、貴校の発展に貢献できるよう尽力いたします。

書き方のポイント

  • 具体的な実績: 販売実績や顧客対応でのエピソードは、可能な限り具体的な数字や事実を交えて記述します。
  • 日本語教育への関連付け: 販売経験で得たスキルが、どのように日本語教育の現場で活かせるかを明確に結びつけます。
  • 熱意と向上心: 未経験からの転職であるため、日本語教師になりたいという強い志望理由と、教育に対する真摯な姿勢・情熱をアピールします。
  • 日本語教育経歴書: 経験がない場合は、養成講座での実習やボランティア経験をこの欄に記入し、意欲を示します。 

この例を参考に、ご自身の具体的な経験に合わせて内容を調整してください。

 

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