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人は、ポジティブな感情よりも、ネガティブな感情のほうが心に残りやすいそうです。心当たりないでしょうか？いろんな研究結果があるようですが、『LISTEN』という本にも、このように書かれていました。ネガティブな反応は、ポジティブな反応の５倍の強さで感じられる数十年に及ぶゴットマンの観察研究によると、人間関係がうまく行くには、ポジティブなやりとりの回数がネガティブなものの５倍以上なくてはいけないと示されているたとえば、誰かにうれしいことを言ってもらえてポジティブな感情になったことより、自分の心が傷ついたり、悔しかったり、怒りがこみあげてきたネガティブな感情になったことの方が、もっと鮮明に思い出されます。あらゆる生物は生き残るために、危ないことから自分で身を守ろうとする。危険を察知して、不安になるのは、生物としてあたりまえの本能。不安や怒りがこみあげてきたとき、これって人の本能だったんだと気づくと、ネガティブな感情も、ちょっと客観的に見ることができる。