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エンジニアから日本語教師志望動機事例

エンジニアから日本語教師への転職を希望する場合、前職の経験をどのように新しいキャリアに活かすかが重要なポイントとなります。

単に「国際交流が好き」「教えるのが好き」というだけでなく、具体的な経験に基づいた志望動機が面接官を惹きつけます。 

志望動機を構築する際は、以下の構成要素を意識すると効果的です。

  1. キャリアチェンジの理由(結論)

まず、なぜエンジニアから日本語教師へ転職したいのか、結論を簡潔に述べます。

  • : 「これまでのエンジニアとしての経験を通じて培った論理的思考力や問題解決能力を活かし、
  • 異文化背景を持つ学習者の日本語学習をサポートしたいと考え、日本語教師を志望いたしました。」
  1. 具体的なエピソード(理由・根拠)

結論を裏付ける具体的なエピソードを盛り込みます。エンジニア時代のどのような経験がきっかけになったのか、具体的に説明します。 

  • エンジニア経験の活かし方:
    • 論理的思考力: プログラミングのように体系的に日本語のルールを分析し、学習者が理解しやすいように構造化して教えられる。
    • 問題解決能力: 学習者がつまずいている原因を分析し、個々のレベルや背景に合わせた解決策(指導法)を柔軟に提案できる。
    • ドキュメント作成能力: 複雑な情報を分かりやすく整理し、教材作成などに活かせる。
    • 異文化交流の経験: 職場で外国人エンジニアと協働した経験があれば、その際のコミュニケーションの難しさや、
    • それを乗り越えた経験などを具体的に述べる。
    • ITスキル: オンライン授業やeラーニングのプラットフォーム構築・運用に貢献できる。 
  1. 入社後の展望・貢献(ビジョン)

自身の経験やスキルを活かして、その学校や機関でどのように貢献したいかを具体的に伝えます。

  • : 「貴校のITを活用した教育方針に魅力を感じております。前職でのシステム開発経験を活かし、
  • 効果的なオンライン教材の開発や学習管理システムの改善に積極的に取り組み、生徒の学習効率向上に貢献したいと考えております。」

志望動機の例文(一例)

「私がエンジニアから日本語教師を志望した理由は、前職で培った論理的思考力と問題解決能力を、

教育という分野で直接的に活かしたいと考えたためです。

エンジニアとして働く中で、外国人同僚に技術的な手順や複雑なシステムの構造を説明する機会が多くありました。

その際、相手の理解度や背景に合わせて情報を体系的に整理し、段階的に伝える工夫を重ねました。この経験から、

物事を分かりやすく教えることへのやりがいと、異文化コミュニケーションへの興味を強く感じるようになりました。 

貴校は実践的な指導メソッドに定評があり、特にITを活用した学習サポートに注力されていると伺っております。

前職で培ったITスキルと、体系的な思考力を活かし、学習者一人ひとりに寄り添った質の高い授業を提供すると共に、

より効果的な教材開発にも積極的に貢献したいと考えております。どうぞよろしくお願いいたします。」

注意点

  • 待遇面や労働条件の改善だけを志望理由にしない。
  • 「社会貢献したい」という思いだけでなく、具体的な行動や経験を伴わせて伝える。
  • 受け身ではなく、自身のスキルを活かして積極的に貢献する姿勢を示す。 

 

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