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ー正社員の「働きがい」の概況 厚生労働白書よりの考察

「働きがい」を示すワーク・エンゲイジメント・スコア(以下、「WEスコア」という。)をみると、正社員全体では3.42%となっており、「熱意」が3.92%と高い一方で、「活力」が2.78%と低くなっている。性別でみると、女性はスコアがやや高く、「活力」が男性より低いが、「熱意」「没頭」が男性より高い。また、年齢別にみると、若い社員のスコアが低い傾向にある。さらに、職位・職責が高くなるほど、スコアは高くなっていく傾向にある。
 正社員と限定正社員を比べると、限定正社員の「働きがい」は相対的に高い可能性が示唆された。

働くことの価値観はどこにあるのだろうか?

非正規雇用に就いた理由によって、「働きがい」には大きな差が生じている。正規雇用と比較すると、不本意選択の方では、労働者派遣事業所の派遣社員や契約社員・嘱託、男性、35歳~45歳を中心として「働きがい」の高い状態の方の割合が低い水準となっているが、大多数を占める不本意選択以外の方では、同割合が高い水準となっている。

価値感が変わってきているのが事実だが、働くということの根本的意義を再度見直すべきと考えます。

 

仕事中の過度なストレスや疲労は、働きがいと負の相関関係があることがうかがえる。一方で、ワーカホリックな
状態は、働きがいと正の相関関係があることがうかがえる。
 働く方のストレス・疲労を軽減するためには、働きがいの向上が重要であることが示唆されるが、働きがいとワ
カホリックな状態とは弱い正の相関が確認される。したがって、企業は、ワーカホリックな労働者を称えるような
場環境を見直す等、働き方をめぐる企業風土の在り方についても検討していく必要がある。

 

働くことの意義の見直しをしないと根底から崩れそうです。

 

 

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