ブログBLOG
提言書 子ども食堂を拠点とした外国人児童への日本語教育モデル事業の提言
- 背景
日本社会は少子高齢化に伴う労働力不足に直面しており、外国人労働者の存在は不可欠となっています。厚生労働省の統計によれば、外国人労働者数は約230万人(令和6年10月末時点)で過去最多となり、製造業・医療福祉・建設業などエッセンシャル分野を中心に就労が拡大しています。
しかし、外国人労働者の子どもたちが公立学校で十分な日本語教育を受けられず、ボランティア頼みの不安定な仕組みに依存している現状があります。これにより、学習機会や社会参加が制約され、将来的な労働力不足解消にも影響を及ぼす可能性があります。
- 子ども食堂の現状
認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえの調査によれば、全国の子ども食堂は10,867箇所(2024年度確定値)に達し、年間延べ利用者数は約1,885万人にのぼります。すでに地域のインフラとして機能しており、外国人家庭の子どもたちも自然に参加できる「居場所」としての役割を果たしています。
- 提言の目的
- 子ども食堂を拠点に、外国人児童への安定的かつ専門的な日本語教育を提供する。
- 専門性を持つ日本語教師を派遣し、月2〜3回の授業を実施する。
- 食事と学びを結びつけ、地域住民・自治体・専門家の三者協働による共生社会の基盤を
構築する。
- モデル事業の概要
- 対象:外国人労働者の子ども(小中学生)
- 場所:自治体支援の子ども食堂(現地派遣/オンライン併用)
- 頻度:月2〜3回
- 内容:食事+日本語学習(生活言語・学校学習支援)
- 必要経費:講師費用、教材費、オンライン設備、運営費
5. クラウドファンディングの役割
- 初期費用(半年〜1年分)をクラウドファンディングの支援で確保。
- 支援者数を自治体に提示し、政策導入の根拠とする。
- 活動報告書や交流イベントを通じて成果を共有。
6. 期待される効果
- 外国人児童の学習機会拡大と社会参加促進
- 地域住民との交流による共生社会形成
- 将来の労働力不足を補う人材育成
- 自治体の子ども施策における新しいモデルの提示
他の記事も読む
最近の投稿
アーカイブ
- 2025年12月 (7)
- 2025年11月 (11)
- 2025年10月 (1)
- 2025年9月 (1)
- 2025年8月 (4)
- 2025年7月 (4)
- 2025年6月 (5)
- 2024年12月 (2)
- 2024年9月 (1)
- 2024年8月 (2)
- 2024年7月 (2)
- 2024年1月 (35)
- 2023年12月 (1)
- 2023年11月 (6)
- 2023年10月 (10)
- 2023年9月 (9)
- 2023年8月 (16)
- 2023年7月 (19)
- 2023年5月 (27)
- 2023年4月 (7)
- 2023年3月 (1)
- 2023年2月 (12)
- 2023年1月 (1)
- 2022年12月 (19)
- 2022年11月 (1)
- 2022年10月 (1)
- 2022年9月 (1)
- 2022年8月 (9)
- 2022年7月 (11)
- 2022年6月 (17)
- 2022年5月 (55)
- 2022年4月 (28)
- 2022年3月 (143)
- 2022年2月 (59)
- 2022年1月 (113)
- 2021年12月 (2)
- 2021年10月 (28)
- 2021年9月 (15)
- 2021年8月 (8)
- 2021年7月 (1)
- 2021年6月 (1)
- 2021年5月 (1)
- 2021年4月 (1)
- 2020年12月 (3)
- 2020年11月 (1)
- 2020年9月 (4)
- 2020年8月 (1)
- 2020年6月 (12)
- 2020年5月 (38)
- 2020年4月 (5)
- 2020年1月 (1)
- 2019年12月 (2)
- 2019年10月 (14)
- 2019年8月 (1)
- 2019年4月 (2)
- 2019年3月 (5)
- 2019年2月 (7)
- 2019年1月 (6)
- 2018年12月 (15)
- 2018年11月 (16)
- 2018年10月 (25)
- 2018年8月 (4)
- 2018年6月 (18)