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【適性診断テスト豆知識】無能な人材・活躍しなくなる人材

「ピーターの法則」は、アメリカの教育学者ローレンス・J・ピーターが提唱した「人材の無能化」に関する法則です。この法則でピーターは、「あらゆる人材は、昇進によっていつかは無能になってしまう」と説いています。たとえば、ある分野で優秀な能力を持っている従業員が、その能力を評価されて上の役職へ昇進したとします。しかし、昇進後の役職で任される仕事が今までと異なるものであれば、かつての能力が通用せず以前のような活躍ができなくなってしまうでしょう。するとその人材はこれ以上昇進することができなくなり、今の立場で「無能化」することとなります。

また、もし仮に昇進後の立場で活躍できたとしても、その成果を評価されてどんどん昇進していけばいつかは自分の能力が及ばない役職に到達して同様に活躍できなくなってしまいます。ピーターの法則はこうしたプロセスを繰り返すことで、最終的に組織は能力を発揮できない人材で溢れてしまうと指摘しているのです。適材適所が必要な能力とリンクすることが大事です。環境が変わることによって、必ずしも人材が今まで活躍できなくても確変することもあります。自社の強いパターンを適性検査から確認してください。

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