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【豆知識】ABAPとは?

ABAP(Advanced Business Application Programming, アバップ)とはどんな言語なのか、基本的な内容を解説します。

SAP開発のための言語

ABAPとは、SAPシステムの開発でのみ使われる独自のプログラミング言語です。

SAPに特化した言語なので、Javaのような有名言語と比べるとあまり知られていません。

ABAPはもともと、構造化プログラミング言語でしたが、拡張されてJavaなどと同じオブジェクト指向言語になりました。

現在ABAPを使用できるエンジニアの数は少ないのですが、ABAPを使用する案件は増えており、ニーズは高まっています。

そのため、ABAPを勉強することで希少価値の高いエンジニアを目指せます。

また、ABAPはプログラミング初心者でも比較的取り組みやすい言語であり、勉強するハードルも低めです。

ABAPを使いSAPシステムを開発する際、BASISSAP NetWeaver)をアプリケーションサーバーに使うため、特定のプラットフォームに依存せず、開発と運用ができます。

Javaなど他のプログラミング言語に比べ、言語仕様を変更したり、ランタイムのアップデートをしたりする際、影響を受けずにリリースできるのもメリットです。

ABAPの基本

ABAPの書式ルールを解説します。

命令文は半角ローマ字で、大文字と小文字は同一視されます。

リテラルの中のみ日本語が使用できます。

記述する際はキーワードで始め、単語は半角スペースで区切り、最後はピリオドで終わりましょう。

同じキーワードの命令が続く場合は、「チェーン命令」を使うことで一文にまとめられます。

IF~ENDIF[CASE~ENDCASE]というように複数の命令が一連になる場合は、キーワードごと最後にピリオドをつけるようにしましょう。

文の最初からコメントを記述する場合は「*」をつけ、途中からコメントを記述する場合は「(ダブルクォーテーション)」を記述します。

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