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【豆知識】ABAPにある3つのタイプ

ABAPはプログラムの特徴ごとに、レポート、バッチインプット、Dynproという3つのタイプに分けられます。

レポート:データ出力を目的としたプログラム

バッチインプット:バッチ処理を実現するプログラム

Dynpro:対話型の画面入力に関するプログラム

これら3つのタイプを、それぞれ解説します。

レポート

ABAPのレポートプログラムは、データの出力を目的としたプログラムです。

データを取得し、一覧で表示します。

データを取得し報告書にまとめる業務の例として、予算と実績値を照会したり、他の人が入力した値をチェックしたり、会計業務で財務諸表を作ったりするものがあります。

これらの作業がレポートプログラムです。

レポートプログラムはさらに大きく3つに分けられます。

ユーザーにプログラムを実行する条件を選択させ、プログラムを実行するもの

実行条件の入力なしですぐにプログラムが実行されるもの

データを出力し表示したあと、データの更新などができるもの

レポートは動作の仕方で3つに分類されると理解しておきましょう。

バッチインプット

バッチインプットとは、大量のデータをまとめて処理するプログラムのことです。

伝票の登録を例に見てみます。

伝票は商品が売れた時など、取引が発生する度に入力します。

取引が発生する度に処理すると、大量のデータを登録しなければなりません。

バッチインプットでは、大量のデータを一度にまとめて処理できるので、時間を短縮できます。

さらに、作業が自動化されるので、夜中など人がいない時も処理できるなど、さまざまなメリットがあります。

Dynpro

Dynproとは、対話型の画面入力プログラムのことです。

対話型とは、ユーザーが入力した内容に応じ、画面表示がされていくものを指します。

「ユーザーがこうしたら、画面がこうなる」というように、人と画面が対話するように進んでいきます。

対話型の画面入力の例として、Googleがあります。

Googleでは、ユーザーが検索スペースにキーワードを入力すると、そのキーワードを含む検索結果を表示したり、ユーザーがリンクをクリックするとそのページを表示したりします。

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